小谷と清水 鎌倉


「なあ、鎌倉へ行こう」
「…小谷、その突然過ぎる提案やめて」
「いや、俺は突然じゃない。ずっと考えてた」
「小谷はそうでもわたしにとっちゃ突然。すっげーびっくり。唖然」
「いいんだ、とにかく行こう」
「よくないじゃん、お金無いじゃん」
「そういう現実的な台詞はやめよう」
「考えなきゃしょうがないじゃん、何をほざいているの小谷は」
「小谷は精一杯生きています」
「それは知ってる。まじいっぱいいっぱいだからね小谷」
「小谷は精一杯生きています、お前に何を言われようとも!!!」
「はいはい、わかったわかった。鎌倉あきらめようね」
「いや、そこは小谷はゆずりません」
「コタニーー!もうさー、いいじゃん、適当にぶらぶらしよう、近場を」
「近場ってどこよ」
「まあ、この辺をぷらぷらすりゃいいの」
「はあ、おまえってやつは」
「嫌ならいい。1人で勝手に鎌倉行け馬鹿」
「おうよ、行く。お前なんかにお土産は買わない、ばーか」

小谷は分かりやすく拗ねて去って行った。
清水は一言、めんどくさい、と呟いて仕方なく拗ねてる背中に向かって走り出した。

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おかしな2人。ほのぼの(!)です、多分…。自己満足とかいうものでもあり…。
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