そら


「今日はすごい晴天って感じがするね」


図書館の、4階の窓から空を眺める。
たけしも、うんって言って二人で黄昏てみたりして。



今日は日曜日。
たけしと図書館でお勉強。

図書館の学習室は、本当に勉強しかしてなくてみんな受験とかでキリキリしてる人たちばかりだから、静かで静かで静か過ぎて何だか集中できない。
たけしとも、おしゃべりできないし。
っていっても、別にそんな喋るわけじゃないんだけど。


今は、レストランとかがある4階の窓のそばで休憩中。
土曜日は、大雨でたけしが風邪ひくとやばいからやめよって言って一緒に勉強出来なかった。
わたしは、すんごく悲しくて。
だから今日晴れて本当に良かった。



たけしはきっと、今だって本当は学習室で勉強したいんじゃないのかな。
わたしが集中できてないのを見て、休憩する?って言ってくれた。
ほんとはわたし、足を引っ張っているんだろうな。


がんばろう
頑張って、テストがよければ。
そしたらたけしに褒めてもらえる気がする。



「たけし、ありがと」

よし、頑張る。

そう言ってたけしの手をとって学習室まで歩き出した。
そしたらたけしがぎゅってした。
わたしの手をぎゅってした。


…わたし、無意識にたけしの手掴んだんだ。
どうしよう
恥ずかしい



思わず手を離しかけたら、たけしがもっとぎゅってした。
あったかい。
たけしのてのひら



んんんーーーテスト頑張らなきゃ。

----------------------------
たーけーしーがーーー!20060401
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送